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印刷用の最終出力はPostScriptという仕様に対応した出力機で行われます。一般的なインクジェットプリンタなどと出力や表現の可否に違いがあるため、お手元での出力とイメージが異なる場合があります。見た目が大きく変わる場合はそのままでは印刷することはできません。
作成後の修正は手間がかかる作業になってしまいますので、予め問題になりそうな部分を回避するように作成を進めてください。
- パーソナル編集長上で回転させたり、加工した画像は正しく出力されない場合があります。
事前に画像編集アプリケーション等で加工したデータを普通に貼り付けるようにして下さい。
- パーソナル編集長で文字への網がけなどを行うと正しく出力されない場合があります。
- ボールド指定の文字は文字をずらして複数重ねた状態になります.画面上ではボールドに見えても、印刷時には太字に見えなかったり、払いの線が二重に見えたりする場合があります。ボールドの代わりにウェイトの大きいフォント(W3、W5、W7といった数字が大きいほどデザイン的に太いフォントです)を使用するようにして下さい。
- 極細幅の線は出力、印刷時に消えてしまう場合があります.弊社の方で一律に最低線幅(0.05mm程度)を設定することは可能ですが、意図しない範囲の輪郭線なども太くなってしまう場合があります。
- プリンタドライバで文字の送りや位置が変化する可能性があるので、使用プリンタとして「Adobe PSドライバを使用するプリンタ」を推奨しますが、現実的には難しいと思います。出力サンプルとお手元の出力をよく比較してチェックされることをオススメいたします。
- 使用するフォントをお知らせ下さい。対応可能かどうかご連絡します。パーソナル編集長のメニューにある「ファイル(F)-フォント一覧ファイルの作成(F)」を使用すると便利です。
なお、弊社は出力センターではないのでそれほど充実しているわけではありません。特定のアプリケーションのみに付属するフォント(年賀状作成ソフトなどに多いです)をご指定されるケースが多いようです。ご注意下さい。
- 多面付けは可能ですが、トンボのみで背標等は入りません。
- パーソナル編集長上でのトンボは入れないようにご注意下さい(バージョンにより、前述の極細線の問題に触れる可能性があります)。
- カラー出力も可能ですが、予めご相談ください。アバウトなレベルでRGB->CMYK変換が可能ですが、その際、色がくすむ感じにずれます。
カラー出力の場合、上記の理由から思った色が再現されないことや、4色各版のズレが多少目立つ場合があります(アプリケーションの制限です)。
- 裁ち落とし(版面の縁までデザインされている状態です)は全体を拡大して、擬似的に対応する場合があります。予め規格サイズ大の用紙に裁ち落としとトンボも含めて作成する方法もあります。
- パーソナル編集長からの出力時、画像データがブロック状に分割されて出力機に送られるようです。このため、まれに画像に対してブロック状の細い筋が入る場合があります。カラー出力の場合に顕著です。